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【2017/12/18 19:38 】 |
【鋼鉄の巨人】 破綻者の末路


通信棟の中3階。手すりのないベランダで腹ばいに寝そべり、愛用の狙撃銃を構えるレディ・ウルフ。
恍惚とした表情でスコープを覗き込みつつ、甘い吐息を吐いた。

「いいわ、いいわ、いいわ、あなた……」

久しぶりに骨のある相手。
彼女は興奮を抑えきれず甘い声も出す。腰を浮かして自らの陰部に左手の指を這わせる。
魚の生肉のような匂いと水音がベランダに響き、彼女は腰を震わせた。






サーティは茂みの中から通信棟を仰ぎ見る。
ソリッドレーダーを赤外線モードに切り替えても相変わらず敵狙撃手の姿を確認できない。恐らく赤外線対策を施した戦闘服を着用しているのだろう。

(落ち着け、落ち着け)

ゆっくりと息を吸い、そして吐く。
M-16を肩に下げ、腰に吊ってあった手榴弾を手に取り、安全ピンを抜いた。
左手首のAMスーツ人工筋肉つまみの設定を最強にする

「卑怯技、か……」

サーティはそう小さな声でつぶやく。そして行動を開始した。






陰部をまさぐる左手の動きが止まる。
微かに中央の茂みが揺れた。レディ・ウルフは狙撃銃を構え直してスコープに目を貼り付けた。

「来るわ……」

もう触らなくても大丈夫。
股ぐらから愛液がとどまる事を知らずに湧き出ているのがわかる



「さあ、私を激しくイカせなさいっ!」





サーティはひとつ深呼吸。そして右手で地面を探って小枝を一掴みすると脇の茂みに投げ込んだ。
激しく揺れた茂みに寸分違わず通信棟から銃弾が撃ち込まれる。
その瞬間を逃さずにサーティは茂みから躍り出た。
左手に持っていた手榴弾を右手に持ち替えた。レバーは握りこんだままで、まだ爆発はしない。
体を沈めて足を踏ん張る。途端に地面がめりこむ感触と共にAMスーツの人工筋肉が爆発的に収縮、サーティの体を信じられない負荷をかけて前に押し出した。


(速いっ!)
レディ・ウルフはターゲットの姿が掻き消えるような感覚に襲われている。
あれは人間の動きではない。野獣そのもの。
が、それでもスコープからサーティの姿を消さない。照準を合わせたまま連続発砲する。

3連打。

2発は走るサーティの後方に外れたが、最後の一発が左の肩口にめり込んだ。
サーティは痛みに唸り、AMスーツの装甲を破った7ミリ弾が体に突き刺さる。鮮血を舞わせながらサーティは体を沈め込み、跳躍した。


10メートル、15メートル。
跳躍したサーティの体は信じられない高さまで飛び上がる。
サーティは跳躍しながら前方の通信棟を見据える。
20メートル。
見えた。
サーティの左目に付けられたソリトンレーダーが望遠モードで伏せた姿勢のレディ・ウルフの姿を捉えた。
高さは十分、撃ち下ろしポジションになったのはサーティの方だった。

右手を振りかぶる。跳躍の高さが最高点に達した瞬間、振り下ろし、手榴弾をレディ・ウルフのところに投げつけた。

が、距離はまだ100メートル以上離れている。普通なら届くはずがない。

だが、全開モードのAMスーツの人工筋肉が後押しする。時速200キロ、いや250キロの速度で手榴弾は跳ぶ。


届く。
レディ・ウルフは身をよじって回避運動。
豪音と共に手榴弾が爆発し、直撃をまぬがれたが彼女の体は爆風で吹き飛ばされた。
通信棟から吹き飛び、広場に叩き落とされた彼女は痛みに顔をしかめながら右腕で抱え込んだ狙撃銃を構えなおす。
スコープに捉えた姿。
サーティがM-16を彼女に向けていた。

ためらいなく発泡。
右肩、左肩を5.56ミリ弾が撃ち抜き、レディ・ウルフは鮮血にまみれながら銃を取り落とした。
さらに発泡。
右腿付近を撃ち抜いて立ち上がろうとしたレディ・ウルフはその場にうつ伏せに倒れ込んだ。

サーティは油断なく銃を構えながら早足で近づいて倒れたレディ・ウルフの後頭部に銃口を押し当てた。
レディ・ウルフは血の泡を吹きながらだらしない声で唸った。


血の匂いに混じって、生臭い香りがサーティの鼻腔に届く。
銃口を押し当てながら顔を上げたレディ・ウルフの瞳は濁りきっている。

狂気と、そして快楽が混ざる瞳の色。


「人格破綻者、か……」

サーティはそう呟いてからウルフの顔面を蹴り上げた。血飛沫を舞わせながら彼女の体は逆に仰向けにひっくり返り、露わになった股間部分から滴る生臭さがはっきり届いた。それを見たサーティは顔をしかめた。



「こちらウルズ13、レディ・ウルフを排除した」
気絶したレディ・ウルフの改造狙撃銃を手にとったサーティは通信を開始しながらしげしげと眺める。

ロシア製のドラグノフを改造した狙撃銃だ。遠距離を撃つためだけに特化した形であり、耐久性を犠牲にしたその銃は既にまともに撃てる状態ではなかった。

『よくやりました。ウルズ13』
少しだけ声を躍らせたテッサの声が聞こえ、サーティはほんの少しだけ唇を笑顔にした。

『ですが、ゆっくりしている暇はありません。銃声と爆発音。既に異常にに気づいた兵士たちが殺到するでしょう』
「了解。すぐに通信棟に向かう」
『よろしくお願いします。気をつけて』

サーティは倒れたままのレディ・ウルフを一瞥すると、彼女の狙撃銃をその場に放り捨てて通信棟に向けて走り出した。

遥か後方からたくさんの兵士たちの足音が聞こえてきている。
サーティは唇を結んで走った。




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【2013/01/23 12:22 】 | Killshe's story | 有り難いご意見(0)
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