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【2017/07/25 09:34 】 |
戦いをやめるために戦いを続けるのか


困ったね(笑)
ネタが沸いてくるんですが

全部出せるように頑張りますね






「全機、発進!」
メリッサ・マオの号令で難民を乗せた大型輸送ヘリ、それにミスリル兵士たちを乗せた戦闘ヘリ3機が飛び立ち、50メートルほど高度を上げた段階でその姿を消した。ECSを作動させたのだ。



「結局、政府軍は難民たちを皆殺しにしてどうするつもりだったんでしょうかね?」
韓国人である兵士ヤンが首を傾げる。戦争の形態は日々変わりつつあり、いまはいわゆる一般人を故意に巻き込むのは条約違反ともとられかねない。更にこれが国際的に公になれば国連軍が黙っていないというのもある。
それなのに政府軍の部隊は難民キャンプで事を起こそうとした。これは情勢を考えれば矛盾しているとも考えられる。

「ま、考えられるのは反政府軍たちの出方を伺うってことね」
マオがそれに答える。
休戦交渉が決裂している両者の関係は非常に危ういとも言える。だが小規模の戦闘が起こっても小隊、大隊での大きな戦闘はまだ起こっていない。いまだ小競り合いという段階である。

「…難民たちを始末する事で民意を掲げた反政府軍の動きをけん制したのが正しいところだろうな。つまりは彼らは餌だったわけだ」

キルシェがマオの後を続けて答えた。宿題をやりながら(笑)

条約ギリギリ、または違反する事によって反政府軍をけん制し、そして国連の動きと介入しようとする大国も同時にけん制したというのが大筋の見方だ。更なる虐殺を恐れて国連軍の動きは制限される恐れがある。


「国連と反政府軍上層部でも油田の利権が絡んでるので中々話がまとまらない。その内に情勢的にイニシアチブを取れればこの内戦の趨勢が決まりかねないのよ」


この難民たちが虐殺されるのは国連としては利権も絡んでどうしてもやらせたくはない。だが自分たち本隊は動かせない。


だからこその「ミスリル」



情報収集力や純粋な戦闘力は言うに及ばずいわゆる意志決定の速さと行動力の速さはどの傭兵部隊よりも優秀だ。その分報酬も莫大だが、それでも依頼するに十分な理由があるのだろう。


この難民たちはヘルマジスタンから北の中立国に送られ、全員が亡命できる手続きも既に進んでいる。
これがこの国の内戦を収束させるということは無いが、


「やった価値はあった。沢山の命が救われたんだ」


そういうことだろう。ヤンは何度も頷いていた。















難民を送り届け、キルシェたちをのせたゲーボ3は中継基地へと向かっている。キルシェは宿題を終わらせてから教科書を鞄から引っ張り出して予習に余念が無い。


「ねえ、キルシェ」
「なんだ、マオ」

キルシェは教科書から目を離さずにそう答えた。蛍光ペンを持って大事だと思われる部分に線を引く。

「あなた、いつまで戦うつもり?」

その言葉にキルシェは顔を上げた。マオは別段怒っていたり苛立っているわけではないのだろうが、ただ不思議そうな顔をしていた。

そうなんだ。
既にキルシェが積極的に戦いに参加する理由などはもうない。
ミスリルでは義勇兵扱いであるキルシェはテレサ・テスタロッサ大佐が直接依頼するという形で作戦に参加している。勿論SRTが人員不足だというのが最もな理由なのだが、キルシェはこれを拒む事もできるのだ。


「もう、戦わなくてもいいんじゃないの?」



マオはキルシェが作戦に参加すればきっちり使う。それが作戦の成功を大きく前進させられるのだから仕方が無い。だがそれとは逆にこのような想いも抱いている。相反するようで同じことなのだ。



「・・・・そうしたいが、キルシェが銃を降ろしたら戦わなくて済むわけじゃない」

これも真理。
既にキルシェは名前が売れすぎている。裏社会ではAKB並の有名人だ。
簡単に引退とはいかない。



戦いをやめるために戦い続けるしかない。




一般人と二束の草鞋を履いている以上、避けては通れない。
逃げれば本人だけでなく、周りが危険に晒される。


キルシェとマオはそれ以上の会話をしなかった。
ヘリは中継基地に向かっていた。





















「どうだった?夏玉蘭」
「ええ、中々強かったけど、多分私のほうが強いわ」
「仕合なら、ってことか?何でもありの殺し合いならどうだ?」
「それでも勝てる」
「へえ、大した自信だ。まあそれならそれでいいさ」





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【2011/07/05 21:16 】 | Killshe's story | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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