忍者ブログ
  • 2017.09
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 2017.11
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2017/10/21 23:09 】 |
1回戦 AS Roma vs Valencia CF 2nd Leg 1

イタリアミラノにあるオリンピコは収容人数7万を超える超大型スタジアム。
1953年に施工され、ローマオリンピックではメイン会場として使用されたりW杯決勝でも使用された由緒あるスタジアムである。

既に8割以上が埋まった会場からは地鳴りのような歓声が響いている。ヴァレンシアサポーターが集まるゴール裏と他の部分は明確に分けられており、サポーター同士の諍いや争いに対する警戒を感じ取ることが出来る。そしてロマニスタの暴虐ぶりも同様に。



Valencia CF
GK 1 イザベル・ガルボ
DF 3 ベニータ・デル・オルノ
DF 4 フローナ・ディフェンタール
DF 15 アールー・ボレル
DF 14 カローラ・リヒトシュタイナー
MF 5 アダム・リンドルート
MF 8 モニシェ
MF 10 アルー・モハメド
MF 7 シェイラ・マルティネス
FW 12 佐野倉 恵壬
FW 9 レニール

AS Roma
GK 1 プレシャス・デーデ
DF 3 キッカ・コクタクルタ
DF 4 パオラ・ファウネル
DF 16 サンド・フィオーリ
DF 8 オーラ・サネッティ
MF 6 ジーナ・デル・サルト
MF 15 イルマ・ベルトット
MF 22 ウィルマ・ビショップ
MF 19 森下 茜
FW 10 カミュ・ファルコーニ
FW 9 清水 代歩





試合開始後、すぐにヴァレンシアのボランチであるモニシェは違和感を感じる。

(なんだろ?メンツが変わってるだけじゃなくて、変な感じだ…)





「てーか、アタシ中盤なんてやったことないってばっ!」
大きな声でまくし立てるウィルマ・ビショップをしっかりと無視したBucchiiは全員を見渡した。

「んー、まあ前回は3-1で負けちまったわけだが、言い換えれば今日2-0で勝ちな訳だよ」
「当然の計算です。問題はそれをどうするかってことで…」

ジーナが不機嫌そうに言い始めたがそれを制する。

「前の試合では中盤、サイドと前線がドリブラーという極端な構成に混乱したってのがあるわな。レニールの高さにも苦労したしな」
あくまで軽い口調でそう言うのだが、完全に競り負けたパウラ・ファウネルは悔しそうに下を向いた。

試合後のパオラの暴れっぷりはそれはもう凄まじいものであり、武闘派の橘ですら手がつけられなく、壊したロッカー6台とベンチ2台。更に控え室のドアと窓ガラス2枚の請求がローマに届いたがしっかりとパウラ本人に請求書をまわしてやった(笑)

「でな、多分今回も2羽目の鶴を狙って同じように来るだろうな。後半から入ったシェイラはまあスタメンでな」






モニシェはチェックに来る茜をいなして前にボールを出す。受けたのは前回の試合で大活躍のシェイラ・マルティネス。
彼女のドリブル突破で前回は大勝したわけであり、今回もがっつり使用させていただくということだ。

が、やはり甘い。
シェイラがボールを受けた瞬間、ウィルマ・ビショップとジーナ・デル・サルトが挟み込んだ。
アルー、更に佐野倉に繋げても同じ結果。数的有利が作れない。

モニシェの感じた違和感はこれだった。
中盤、バイタルを守るセントラルMFが3人もいる。勝たなければいけない試合を守備的に進めるという戦術は、理解の範疇を超える事だった。








「2羽目の鶴って、なんか例えが違うような…」
恵美の指摘もBucchiiは華麗にスルー、話を進めていく。

「ドリブラーっても1対1で抜くのが前提な訳だよ。つまりは1対1の状況を作らないことが重要なわけだよ」
「ミステルー、アタシは3人相手だっていけるぜー」
「おし、黙れカミュ」
カミュが黙らされた(笑)


「だから中盤でドリブルをとめるのが重要なわけだ。そこでー守備に定評のあるビショップの出番って訳だ」
「なるほど、つまりバイタルでセンターバックの仕事をするってことでいいの?ミステル」

ジーナがそう聞くとBucchiiは親指を立てて頷いた。



ついにボールを奪ったビショップが前線にボールを出した。パスの行く先は森下茜。受けた彼女は反転し、ルックアップ。




「守備はそれでいいとして、じゃあ攻撃はどうするんですか?」
ドリブラー対策で数的有利を作るため、必然的に攻撃に使える駒が少なくなっている。Bucchiiは茜を指差した。

「いいか、攻撃のトリガーはこいつだ。森下がボールを持った瞬間守備から攻撃にチェンジだ」





茜にモニシェが迫る。茜はすぐさま左にボールを送り、自身が前線に走った。左に送られたボールは生粋のサイドアタッカーであるオーラ・サネッティが確保した。

(あら、あんなところに)
ドリブルを始めようと前を向いたとき、視線の先の人影に気がつき、それに向かってパスを出した。
左サイドライン際で受けたのはカミュ・ファルコーニだ。


カミュがボールを持った瞬間、ヴァレンシア右サイドバックのアールー、そしてボランチのアダムが囲みにきた。
だがサイドライン際なのにカミュは細かくボールを動かしてキープ。体を当てにきたアダムもその体ごとかわした。


そして5秒、6秒、7秒
キープが続く。
センターバックのフローナがその囲みに加わろうとした時、囲みの隙間からゴール前にセンタリングをあげた。


エリア内中央でベニータと競り合いながら代歩がジャンプ。ベニータも体を寄せながら跳んだ。
だがボールの軌道を見た瞬間、代歩の顔が不機嫌に変わった。


(ち、アタシじゃないじゃないか…)


代歩は首を動かしてボールをスルーした。ファーサイドに抜けたボールを走りこんだ茜が完全フリーで受けた。

シュート、ゴールキーパーのイザベル・ガルボは一歩も動けなかった。



前半7分。あっという間のローマ先制点だった。




PR
【2011/07/11 20:38 】 | Champions League | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
<<秘話 | ホーム | 眠れない夜に>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














虎カムバック
トラックバックURL

<<前ページ | ホーム | 次ページ>>