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【2017/10/21 23:09 】 |
1回戦 AS Roma vs Valencia CF 2nd Leg 6


ちくちょー
毎日更新が途切れてしまったぜ…
密かに頑張ってたんだけどなー






36分という時間もそうだが3点目という得点はローマのイレブンにかなりの安堵感を与えていた。
のこりロスタイムも含めて10分弱、もし1点を許しても総得点で同点でありその事は悪く言えば弛緩した雰囲気も与えていた。


「集中!集中だぞっ!」
キャプテンであるジーナ・デル・サルトは大きな声を出してメンバーを鼓舞する。長い選手経験からこのような事態で油断、慢心により取り返しのない事態に陥った事などは数知れない。そしてジーナを心から信頼しているイレブンたちは気を引き締める。
ローマの強さはカミュのファンタジーや代歩の決定力ばかりが取りざたされている部分があるが、優れたキャプテンシーのあるジーナの存在は確かな安定感をもたらしているということを知らない人が多いかもしれない。




完全にリードを許したヴァレンシアはもう攻撃するしかない。
1点取ってもまだ足りない。そんな状況に陥るとは試合前には全く想像が出来なかったであろうが現実はこうである。
DFも積極的に前に出たいという事もあるが代歩とカミュは相変わらず前線に待機しておりDFのオーバーラップをけん制している。
このFWが前線に残り相手のオーバーラップをけん制する手法をBucchiiはよく用いる。
積極的なディフェンスと言えばいいのか。これが出来るのもツートップの二人だけで得点をもぎ取れる強力なふたりがいればこそだ。

自然セントラルMF、SBなどからの供給が主になる形。
そして相変わらず佐野倉がドリブル突破の果敢に敢行している。
5度目のドリブルも茜がきっちり止めた。だがセカンドボールをアダムが拾い、また佐野倉に送った。



「わかってきた」
Bucchiiが呟いた。恵美はその顔を覗き込んで少し驚いた。
Bucchiiは本当に楽しそうに笑っていた。

Bucchiiはカミュを下げてブランシュ・ドミを投入するつもりで準備させていたが土壇場で中止。メンバーの交代を見送った。


中央佐野倉がボールをトラップ。左右のアルー、シェイラがサイドに同時に流れ、モニシェが佐野倉を抜いてバイタルエリアに侵入する。ローマの守備陣はそれを受けてマークの受け渡しを行う。


「佐野倉は日本にいるときから、スピードとこのドリブルを武器にしてきた。スペインという個人技が賞賛されるリーグではそんなアイツが花を開くには十分な環境だった」

ヴィクトリア、レニールは最前線でDFのマークを引き剥がそうと必死で動く。それは佐野倉に十分なスペースを与える動きともなっている。


「ヴァレンシアというチームはそんな佐野倉のことを良くわかっている。1対1で負けるということは佐野倉から全てのプライドと尊厳を奪い取る事と同じだ。だから」

一瞬でトップスピードに入る佐野倉。眼前に立ちはだかるのは森下茜だ。
2度、3度左右にステップを踏みながらシザース、惑わしつつ急旋回する。だが茜も動きについていく。



「だからヴァレンシアのチームメイトは佐野倉のプライドを取り戻すために十分な環境を与え、そしてアイツはそれに応えようとしている。勝ち負けよりもあいつらはそれを取った」


更に旋回、ボールを右足でコントロールしながらもう1段階スピードを上げた。茜の表情が歪む。



「佐野倉は誇り高き狼なんだ。そしてそのプレーが全ての者を魅了する」



最後の動きでついに茜の背中を抜いた。茜は右腕を伸ばして佐野倉のユニフォームを掴み、その動きのまま足を刈った。
派手に二人は転倒し、主審が駆け寄って茜にイエローカードを提示した。
バイタルエリア前ということもあり、決定機を潰したという判断ではなかったかもしれないが1発レッドでもおかしくないプレーであり、主審の判断は甘いといわれても仕方ない。それこそホームアドバンテージなのかもしれない。


時間は45分をまわりロスタイム。ゴール正面27メートルからのフリーキックをヴァレンシアは得た。
流石にカミュ、代歩も前線から自陣に戻って守備に参加。ふたりとも壁に参加した。


ボールの前に立つのはアダムとモニシェ。
ヴァレンシアはセットプレー自体はあまり得意とはいえないが、それでも最後の特大チャンスであることは間違いない。
ローマの壁は7枚。みるとヴァレンシアのGKも前線にあがってエリア内に入る。
ピッチ上の22人が全てローマゴール前に集結した。












笛が鳴る。
アダムがボールに向かって走り、そのまま通過。その後ろからモニシェ。右足を振り上げてインパクト。
ボールは壁を巻きながら右隅へ。だがGKプレシャス・デーデはこれを読んでいた。長い左手を大きく伸ばし、横っ飛び。



弾いた。
だがボールを確保できずエリア内に落ちる。殺到する両チーム選手たち。
何度かボールが選手たちの体や足を跳ね返り、



レニールの右足がゴールネットを揺らした。
これで3-1、2試合合わせて完全な同点。そしてタイムアップの笛が鳴り、試合は延長戦に突入する。


















「凄いですね」
恵美は延長戦を戦う選手たちを見てため息を吐いた。
「ああ、これだけの試合をできるというのはめったにない事だ。その事を選手たち全員が理解し、そして互いに相手をリスペクトしあっている。そして互いが成長している」




カミュからのスルーパスを受けた代歩だったが受けた瞬間フローナに潰された。
佐野倉の突破、だが今度はジーナのフォローに入った茜が抜きざまを奪った。
シェイラからのクロスをレニールが完璧なタイミングで合わせるがぎりぎりで体を寄せたパオラに揺らされてコースが甘くなる。デーデが間一髪で弾いてキッカがクリアする。
アギー・バックがサイドにスルーパスを投げ、右に開いた代歩からのクロス。茜とイルマが同時に飛び込むが届かず。ファーサイドでカミュがダイレクトボレーを放つがクロスバーを僅かに超えた。










そして、延長戦後半終了を告げる笛が鳴る。
双方得点を奪えず、試合はついにPK戦に委ねられる事になった。





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【2011/07/17 09:33 】 | Champions League | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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