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【2017/10/23 13:27 】 |
第31節 AS Roma 対 Lazio 4 見えざるラインを見破るために


右サイドアギーバックのパスを受けたカミュ・ファルコーニがラツィオ選手に囲まれながら出したスルーパス。
それに抜群の反応で飛び出しを見せる代歩。

完璧ドフリー


だがボールを受けた瞬間、主審の笛が鳴る。
見ると線審が旗を前に突き出している。


オフサイドだ





「てんめーサダコっ!ちゃんと周り見ろってのっ!」
「うっせーチビっ!ギリギリの出しすぎるんだよっ!」

前線、ラツィオDFラインを背負いながらローマのツートップはお互いを罵り合う。まあいつもよく見る光景だが見るたびにキャプテンジーナは頭を抱えてしまう。


「あーやだやだ。あいつら死んでくれねーかな」
「あ、あはははは……」

冗談とも本気とも取れないその呟きに茜は笑うしかなかった(笑)




ラツィオボールから試合再開。
エリーゼ・フルガルが大きなパントキック。センターラインを超えたボールだったが落下点茜が頭で右に。右サイドから少し中央に絞った位置で受けたアギー・バックが更に茜に戻す。すると茜の目の前にヴィルヘルミナ・カルメルが立ちはだかった。


「ここから先は行かせないであります」


無表情、人形のような瞳を宿したこの女性は今季茜の穴埋めのためにフランスリヨンから獲得した選手。
フランス代表常連選手であり、同じくリヨンのシャナ・ニエトノとは異母姉妹。攻守共に非凡な才能を発揮し、特に展開力に味を見せる中盤選手であり、茜と似たタイプの選手なのかもしれない。

茜は特に表情を変えるでもなく諦めたように後ろのジーナに戻す。そしてヴィルヘルミナがボールの行方に目を移した瞬間、左サイドに向かってダッシュ。ジーナがダイレクトで茜の走る方向に向かってボールを出した。

ほんの一瞬の出来事だったがそれは十分な時間。茜はまずヴィルヘルミナを置き去りにして左サイドに展開した。
だが今度はニキータ・アルデンテが立ちはだかり、後ろから抜かれたばかりのヴィルヘルミナが迫る。
茜は挟まれる前に今度は右サイドに向かってロングボールを蹴りだした。

右サイドにはオーバーラップしたローザ・ベルガメリ。ラツィオのジェシカ・クロウドは少し中央に絞ったアギーがマークに引き連れていた。

右サイド深いところ、大きなスペースでローザがボールを受けた。エリアには二アサイドにカミュ、ファーサイドに代歩が入り込んでいる。
ローザは大きくクロスを上げた。ニアのカミュを飛び越して代歩を狙うクロス。DFのマークに合いながらこの日一番のジャンプを見せた代歩が頭で合わせたがほんの少し当たり所が悪かったかインパクトしたボールはフルガルの正面に飛び、フルガルはパンチングで難を逃れた。



クリアボールはラツィオDFデイジー・アルマーニが受ける。
デイジーはやはり今季からセンターバックの左に定着した選手で、プリマヴェーラから上がってきた生粋のラツィオ選手だ。
デイジーがすぐさま前方に大きく蹴りだし、センター付近でシルビア・セルビアンがトラップ。反転した。


シルビア・セルビアンの目の前には既にジーナ・デル・サルトが立ちはだかり、足を蹴りつけるようなハードDFを開始している。
シルビアはそれを嫌がるかのように右のジェシカにパス。出した瞬間ジーナを置き去りに前に出る。ジェシカはダイレクトでワンツーパス。綺麗にシルビアの足元に。

そして受けた瞬間シルビアがルックアップ。すぐに右足でボールを叩いた。
ローマ選手の隙間を抜くシルビアの電光石火のキラーパス。瞬間的に反転動作をしたアンジェリカ・スロウデニヤ。完璧なタイミングで受けたはずだったが笛が鳴る。これもオフサイド。


アンジェリカは旗を突き出した線審を睨みつけたがすぐにやめる。どうせここで文句言っても意味なんか無い。

(助かった…)
キッカ・コスタクルタは心底そう感じていた。
あれはオフサイドではなかった。完璧なタイミングだった。あまりに完璧すぎて誤審を招くほどの動き。
あれがアズーリでレギュラーの位置を獲ったアンジェリカ。
震えるほどだ。




「どうだ、アンジェ」
「ああ、これで審判の傾向は掴んだよ。次からは大丈夫だ」
シルビアとアンジェリカは言い合う。
今回の事で線審がどの程度でオフサイドを認識するかを把握した、という事だろう。
ということは次からは更に完璧な動きをしてくるという事



前半15分を過ぎ、双方チャンスを作りながら未だ0-0
スタジアムは興奮の度合いを深めていく


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【2011/09/28 21:41 】 | LEGA-CALCIO 2009-2010 | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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