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【2017/07/25 09:34 】 |
第31節 AS Roma 対 Lazio 7 はじめてのFW

後半早々に得点を許したローマだったがそもそも無得点でいけるなどと希望的な観測をしていたわけでもなく、むしろそこまでは予想の範疇だった。
ただDFリーダーのキッカ・コクタクルタにしてみれば自らの作戦がこの失点を生んだ間接的な要因であることは理解していて、それでもラツィオFWで現アズーリのレギュラーFWであるアンジェリカ・スロウデニアをライン上に立たせるというのは愚の極みであると思っている。


「ふむ、しゃあないな」
監督であるBucchiiはテクニカルエリアでそう呟くと隣の恵美に指示を出す。
恵美はベンチに戻り、アップしている選手の中から一人を呼び出した。

その選手がピッチサイドに立つ。

OUT ローザ・ベルガメリ
IN ウィルマ・ビショップ

13分、先に動いたのはローマだった





ビショップはローザと同じ左サイドではあるが、より守備的に振るので自然ローマのDFラインは1スイーパー3バックになる。
バイタルを守るジーナ、そして中盤アギー中央右に茜左にオーラ、ツートップはカミュに代歩。いわゆる1-3-1-3-2というシステム。
守備ブロックを明確にして攻撃エリアの選手たちにオフェンスを集中させるという狙いがある。

対するラツィオは1点取ったということもあり、バイタルを守るヴィルヘルミナ・カルメルとエルザ・ラ・コンティはかなり低い位置まで下がっており、トップ下シルビアとツートップが前線に孤立する形になっている。
だがシルビアとアンジェリカ、そしてリリカの3人だけでも得点能力は高いために無視は出来ない。


ジーナ・デル・サルトから左のオーラに。すぐさまニキータ・アルデンテがマークに張り付く。ここまで執念深いと逆におかしくなってくる。オーラは唇の端を上げてからジーナに返す。そしてニキータの脇を駆け抜けるフリーラン。読んだアルデンテが追走する。
が、ジーナは逆の茜にボールを送る。オーラは走るのをやめると後ろに下がる。


「…いくらやっても無駄だぞ。お前にサイドを突破させたりはしない」
ニキータが後ろに下がるオーラの背中に向かってそう言った。それを聞いたオーラは振り向きもせずに肩をp震わせた。


泣いた?
いや、笑った?


振り返ったオーラ・サネッティは笑っていた。


「いや、本当にミステルの言ったとおりだ。次はちゃんと置き去りにしてあげるよ」

それを聞いたニキータは一瞬で顔を紅潮させた。





左でボールを受けた茜だったがジェシカがきっちりマークにつき、結局またジーナに戻す。今度はジーナからアギー・バックへ。ヴィルヘルミナがついたが左真横に緩いパスを出した。

右足でトラップしたのは清水代歩だった。
本来FWであり、トップ脇であるカミュよりも更に最前線を自らの居場所としているこのFWが中盤のここまで下がってきたことにヴィルヘルミナは驚愕する。
が、驚いてばかりもいられない。
ヴィルヘルミナは思い直して代歩に向き直る。代歩は彼女が近寄る前にパス。パスランをかけたアギー・バックの足元にボールが収まった。
アギーはダイレクトで前方にグラウンダーのパス。受けたのはカミュ・ファルコーニだ。
歓声が一段大きくなった。


カミュが更に前方にダイレクトパス。だが本来その位置にいる筈の代歩はまだ左サイドに残ったまま。
反応したのは意外な選手。


「いけ、アカネー!」

エリア内、裏に抜けて走りこんだ茜の足元にボールが収まる。大きく右足を振りかぶったがその前に主審の笛。見ると線審が旗を前に突き出している。

オフサイドだ。



「ゴメンゴメン、FWなんてはじめてやったけど難しいねー」
「気にスンナよアカネ。次はもっといいパス出してやるよ」

「おい、何かアタシの時とえらい態度が違うんだけどさ」
「うっせ、サダコはいいから黙ってろ」


にらみ合うカミュと代歩、それをみた主審が笛を吹いてふたりを引き剥がしにかかっている。茜もそれに協力しているといった有様。




「さあ、始まったぜラツィオ攻略の作戦その1っ!」
「ミステル、若っぽく語尾を跳ねさせても年齢は変わりませんよ」
恵美の氷のような突っ込みにがっくり肩を落とすBucchii。
だが確かにここからローマの反撃が始まるのだった。




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【2011/10/13 21:02 】 | LEGA-CALCIO 2009-2010 | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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